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art node「TALK」公開制作 カツマタヒデユキ&ZIGAME TOKYO


せんだいメディアテークが進めるプロジェクト「アートノード」のTALKシリーズ「公開制作」。

今回は、アーティスト カツマタヒデユキ氏、ZIGAMEprinting 古川貴司氏のお二人をお招きし、シルクスクリーンとライブペイントを複合させた公開制作を行いました。



会場は若林区六丁の目にあるanalog。

製本を母体に、シルクスクリーン印刷、箔押し加工、レーザー加工など印刷に関する割と特殊な加工を得意とするレンタルスタジオ。

Analogでは製作を依頼する他に、自分でスタジオを借りて作業をすることも可能。

そんな場所ならでは、アーティストの持つコンテンツと専門的な版画技術を織り交ぜつつ実験を行うというのが今回のテーマ。

主に海外へ向けたイラストレーションの展開を行うカツマタヒデユキ氏と、東京町田でシルクスクリーン工房『ZIGAME printing』を運営する古川貴司氏を迎え、4時間に及ぶフリースタイルプリント&ペイントの公開制作とトークを開催しました。

当日のレポートをする前に、実は今回のイベントの準備段階で、既にSNS上で公開制作を行っていました。

イベント決定後の打ち合わせ段階からゲストのお二人との認識でanalogで第一に『実験』を重要なテーマとして進めており、当日使用する規格外の製版(3×6判)の製作工程や、当日販売を行うためのプロダクトの製作過程などをInstagramを通して発信。






こちらは事前の広告宣伝を兼ねた公開製作となりました。

さて、当日のレポートに戻りましょう。

この日は天候にも恵まれ、analogのガレージをオープンにした状態でスタート。

Oval coffee standさんにもご協力をいただき、さまざまな層の人達にお越しいただきました。


カツマタ氏によるライブペイント、古川氏によるライブプリントで少しづつキャンバスに色彩が加わっていきます。





思いつくがままに自由にお絵かきをしているおじさん達を羨ましそうに眺めている女の子。


彼女や観覧者の方々にもペイントやプリントにて作品に参加協力していただきました。


約3時間半の自由時間の後、ある程度キャンバスが色彩を帯びてきたところで、SNSにて公開製作を行っていた3×6判サイズの巨大な版が登場。



いよいよクライマックスといった空気の中、こちらの巨大版を古川氏の一撃で摺り下ろし。


場内の緊張感を解く歓声と拍手に包まれると思いきや、

版をあげてみると我々3人が共有していたイメージとは違う仕上がりになっていました。

観覧者の方々にも感動は伝わらなかったようでなんともいえない空気に。

誰しもが口火を切り辛い状況の中、お二人の咄嗟の判断の下、ローラーで修正を加えることに。


しかしこのような状況判断や対応力というのがライブの醍醐味でもあります。

ここまでで当日の公開制作は終了。その後トークへと移ります。

トークではお二人のこれまでの実績や、現在の活動についてを伺いました。


まずはシルクスクリーン版画の市場について、古川氏の版画工房では主に海外の作品展に出展するためのアーティストサポートを行っているようで、例えば音楽のジャンルでは有名無名問わずファンアートのような形で製作された版画を取引するような絵画のシーンがあるとのこと。

そのような形で音楽以外にもグラフィックデザインでのシルクスクリーンなど、このような一部のマニアが市場を形成しているという話から、現代の技術的には淘汰されているはずのシルクスクリーンのような技法でもファンアートという文化で需要があるとのこと。

また、Katsumata氏は自身の活動が海外へ進出するきっかけとして、MYSPACEを運用していた時代に自身が作った映像作品を当時無名であったスウェーデンのバンドLittle Dragonが採用。

その後、Little Dragonが爆発的に有名になったことで仕事のきっかけが次々に生まれていったと話す。

現在は南米からアジア、ヨーロッパまで活動範囲を拡げているとのこと。

確かに運は大事な要素であると感じつつも、運以外でのきっかけをこの日伺いたかったのが正直なところ。

しかしこのような姿勢で、さも『運』に恵まれたからと言った物言いがカツマタ氏らしいという印象を受けた。

なぜなら当日のトークでもフォローしたが、企画を開始してからの3ヶ月の中で、カツマタ氏と一時海外を動向したのだが、彼の姿勢から常に開拓連鎖といわんばかりのポジティブなものを感じていたからだ。

それは常に何かのきっかけに繋がるようにと心意気を配るといったようなもの。

実のところそれは今回のそもそもが古川氏からカツマタ氏を紹介いただいたことにも繋がる。古川氏においても、同じようにそのような関わりを大事にするといった印象がある。

外へ向けた活動が必ずしも正しいというわけではないが、トークで伺いたかった関心ごとの本質はここにあるような気がする。

ということで、

私の稚拙な司会進行でトークにおいて引き出せなかった分、私なりの解釈を加え纏めとします。

トークに参加いただいた方々がどのような印象を持たれていたのか気になるところでもあります。

さて、このような形でイベントは終了となりましたが、

翌日もゲストのお二人と共にanalogに篭り作品の仕上げを行いました。

アイディアを出し合いながら新たに版を焼き、更に版を重ねていきます。



Analogに転がっていた箔押しペンという道具でそれぞれのサインを加えて完成!



カツマタヒデユキ×古川貴司×analog製   

作品名は特に決まっておりませんが、

カツマタ氏が常々「性におおらかな町仙台」とこぼしてました。


レポートは以上です!

press & bookbinding studio  analog

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